「双鳳凰」鳳凰1(聖獣画4)

こちらも生徒さんのリクエストで鳳凰というか朱雀というか…?鳥を描きました(笑)

【鳳凰画 contents】

 

鳳凰画1 双鳳凰

 

対の鳳凰は「永遠の愛」「夫婦和合」のシンボルです。

 

赤い双鳳凰

鳳凰(朱雀)は彩色・点描どちらでもお描きいただけます。

 

東洋の鳳凰・朱雀

 

「不死の鳥」のシンボルは、世界各地に多数見られます。

雉と孔雀をミックスしたような輝く鳥が天恵の前触れとして表れる、と中国では伝えられています。

五行では「火」を表す「南方」の聖獣~朱雀がその役割を担います。

鳳凰単体では「鳳(雄)凰(雌)」…永遠の愛や夫婦円満を表す反面、「龍」と組み合わさると「龍が皇帝・鳳凰が皇后」にもなります。

龍でもご説明しましたが、古今東西人類と付き合いが長い聖獣は多種多様な象徴属性を持つので「コレはコレ!」とは言い切れないものが多いです。

 

シンボルを考えると、龍は非常に属性が見えにくく(オールマイティともいう)、

河川の「水」

大地の「土」

だけでなく、トカゲ(爬虫類)では「火」属性ですし、最近流行の龍雲となると「空気(風)」ですね。

「水」の洪水、「土」の洪水、「火」の火焔、「空気(風)」の竜巻など、人類を脅かして来た(ということは畏敬の対象にもなり、味方につければ最強の守護神になる)、

数多くの、制御できないうねりを上げる自然エネルギー

を世界各地で「龍」にシンボライズしたのでしょうね。

 

時に人間を害し、時に恩恵を与えてくれる自然の様々は龍にシンボライズされました。

 

変わって鳳凰や朱雀・不死鳥は「循環しながら長く続く命」「変わらない愛情」をシンボライズしています。

干ばつや不作、戦乱が続くと人の命も国力も衰退します。破壊のプロセスですね。

しかし、瑞兆が表れると次の「再生・復活」のプロセスに入ります。鳳凰や朱雀はまさに「天恵」の前に表れる「瑞兆」だったのです。

 

孔子の論語「第九篇」には、

師は言われた。不死鳥はやってこない。~中略~ わたしはもう終わりだ。

という一文があります。破壊の真っただ中にいても「再生」への予兆さえ見えれば人は生きていけます。「再生」の予感すら全くない破壊の時期が1番辛いのです。

 

ヒンドゥ教では「破壊」「創造」「維持」の三位一体の中の「維持の神・ヴィシュヌ」がガルーダにまたがって描かれます。

 

 

 

西洋の不死鳥

 

不死の鳥の伝説を生み出したのはエジプト人であるといわれています。

ミイラに代表される「死と再生の循環の果ての永遠」に焦がれ続けたエジプトなので、不死鳥伝説はさもありなん。

その後、不死鳥伝説はギリシア、ローマへと受け継がれました。有名なギリシア史家・ヘロドトスは、

聖なる鳥がいる。フェニックスと呼ばれる。わたし自身は実物を見たことはない。~中略~ヘリオポリスの人々がいうには五百年に一度しか現れない。

フェニックスは父親が死ぬとやってくるという。~中略~羽毛は半ば金色、半ば赤い。格好と大きさは鷲によく似ている。

と、循環の神フェニックスについて述べています。

 

このフェニックスは父親が死ぬと、没薬に包んだ亡骸をヘリオポリスへ運んできます。

1)まず運べる程度の没薬の卵を作り、重さを確かめます。

2)次に、没薬をくりぬき亡骸を卵の中に入れます。

3)卵と亡骸の隙間に没薬を詰めて、1)の卵と同じ重さになるまで微調整を繰り返します。

4)1)と同じ重さになると、ようやくそれを咥えてヘリオポリス(太陽神殿)へと運んでくるのです。

このヘロドトスの記述に込められたロマン(笑)

 

エジプトのミイラ製造の工程ともとれるし、エジプト・ギリシア・ローマで盛んに行われたイシス(死者の再生復活)の儀や、その他数限りない秘儀も連想させますし、錬金術の実験行程も連想させます。

ようは、再生と復活~永遠の命を手に入れるための、煩瑣で正確性を求める~儀式のシンボルがフェニックスなんでしょうね。

 

 


 

鳳凰や孔雀など鳥系を描かれる方・WSを開く方

 

鳥の羽根を細部まで描き込むと点描で再現できなくなります。

よって羽根系の下絵はかなり大雑把(ほぼアタリしかつけてません)です。

点描で自分が出来る範囲で「羽根っぽく」してくださいね☆というスタンスです。

「下絵をちゃんと作ってくれないと描けない!!」「WS出来ない!」

という方はご遠慮くださいませ。

 

 

 

鳳凰と龍の競演

羽根の部分の「ざっくり」した感じが分かるでしょうか?


 

聖獣画を描く

 

当ホワイトターラでは、龍や鳳凰の点描画を描いていただけます。

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