「龍鳳図」聖獣6

龍鳳呈祥

中国の伝統的聖獣、龍と鳳凰を合わせた龍鳳図。

龍鳳呈祥図は招福

 

皇帝のシンボルである龍(男性性・皇帝・陽)と組み合わさると鳳凰は女性性・皇后の象徴となり、明朝以降の袍に刺繍されているのが目立ちます。現代でも伝統的な中国の結婚衣装には龍と鳳凰が描かれ、「龍凰呈祥(りゅうほうていしょう)」は繁栄を意味します。

非常にメジャーな図像で吉祥、繁栄、永遠を表します。

龍鳳図は描いてて飽きないので(龍だけだと飽きるんですよね~鱗に)もう数パターン描きたいな~と思いつつ早数年…

 

龍鳳を描く

当校では火焔の彩色仏画、点描聖獣画を描いていただけます。

龍鳳呈祥の絵

鳳凰画3「龍鳳図」/聖獣画6

龍を描く
龍やドラゴンは古今東西各地の伝説・伝承・神話に登場します。東洋の龍は吉祥や智慧、西洋のドラゴンは悪(時にユーモラスな、時に悪魔のような)で描かれることが多いですが、龍の善悪の区別はかなり曖昧です。龍は雲、雨、そして大河の象徴であり、陰陽五行では「陽」に分類され男性性。易経では「智慧」を表すと記されています。秦代以降、龍は皇帝のシンボルでした。漢の高祖・劉邦の母親は自分の上に「赤龍」が乗る夢を見た直後、劉邦を懐妊したと伝えられ、龍座・龍袍・龍顔…中華文明において皇帝と龍はほぼ同義です。
鳳凰を描く
永遠に生きる不滅の鳥(不死鳥)は古今東西各地の伝説・伝承・神話に登場します。鳳凰・朱雀、東洋の霊鳥・西洋の不死鳥 鳳凰画を描く鳳凰、朱雀、フェニックス、ガルーダなど名前は多くありますが、基本的に「火の属性」を持っていること、「火」の破壊と再生の質(不死)を持つことが共通しています。

 

龍鳳画は「点描仏画」の1チャプターです。龍鳳画だけを描くことはできません。「点描仏画」で受講必須のC1&C2 、

  • チャプター1「基礎講座」
  • チャプター2「ホワイトターラ」

を終えてから龍鳳画に進んでいただけます。C1C2受講済みの方は、ご予約時にご希望の聖獣画をご指定下さい。

 

 

羽根系の絵をご希望される皆さま

鳳凰や孔雀明王など「羽根」を描く絵が多いですが、点描で再現するには限界がありますので下絵の羽根はごくシンプルなラインのみです。

細部まで描きこむも、シンプルに仕上げるも自由です。ご自身のスキルやセンスで適当にお書きください。

逆に、羽根の詳細な下絵をご希望になられる方はご遠慮くださいませ。

孔雀明王下絵

 

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